時計莫迦一代

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2009年 12月 09日

レマニア 27系ムーブメント

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 レマニア27系ムーブメント搭載の出世頭と言えば・・・
 PATEKでしょうか、、、5070クロノグラフ 3970~5970系永久カレンダークロノグラフ
  5004永久カレンダースプリットセコンドクロノグラフ等に搭載され高嶺の花(高値)なんて
  バルジュー22,23系や72系と並び現代の物よりもズッとしっかりしたエボーシュと思います。










レマニア 27系ムーブメント_c0126359_10564127.jpg

 名器レマニア27 Ωにも採用されておりました。
 1942年 27 CHRO C12 27系ムーブメントに12時間積算計を追加したムーブメント Cal.321の原型です。
 このムーブメントを制作したのは、当時オメガグループに属していたレマニアのマスター時計師、アルバート・ピゲです。
  1945年には耐衝撃性と耐磁気性能が付与され、46年には振動数18000振動となりました。

 OMEGAでは色々なモデルのレマニア27系モデルをリリースしておりますが、
  中でも知名度、人気という面から見て出世頭は1957年から発売開始された
  SPEEDMASTERではないでしょうか・・・・・
 
 1957年登場のSPEEDMASTER 1st CK2915は非常にレア度も高く、市場では驚くようなプライスで取引されています。
 1959年にリファレンス変更、べゼルの形状が変更されたCK2998 2nd も追従して中々の物です。
  その後1962年には3rd 105002へと進化していきます。

  此処までの1st 2nd 3rdモデルまでが所謂ストレートラグモデルとして
  比較的、希少種として現在では中々良品を探す事がシンドイ、コレクターズアイテム化しております。
レマニア 27系ムーブメント_c0126359_11182856.jpg

 画像、右側がストレートラグ、左が現在でも受け継がれているデザインのツイストラグです。

 1963年にはケースが大型化されツイストラグモデルの4thモデル ST105.012へと変更
  その後1966年に145.012と変更され1967年頃まで
  レマニア27ベースのCal.321モデルが作られておりました。

 1968年には残念ながら後継ムーブメントのCal.861モデルへと変わってしまいました。

 私、比較的安価で本格的手巻きクロノグラフとしてSPEEDMASTERは大好きですが・・・
 その中でも Cal.321搭載モデルは別格にきです。
レマニア 27系ムーブメント_c0126359_11325046.jpg

 ピラーホイール搭載のレマニア27ベースでいて本格的スポーツクロノグラフ
 ネームバリューも十分、そして4thモデルでは探せば結構安い物なんかも出て来る、、、、

 くて部品が無いから修理不能なんて、どっかの使い捨てスポーツウォッチではなく
  スイス送りにはなるけれど、、、しっかり自社製品のアフターにも努めてくれる・・・・・
  そんなΩスポーツウォッチが好きだなぁ~

by tokeitokeih | 2009-12-09 11:43 | Ω OTHER


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