バタフライ・ローター
普段は目にする機会も少ないのですが裏蓋を開けた時の楽しみと申しますか、
私はこの様な旧式、
バタフライ・ローターが搭載されたムーブメントが好きなのです。
Cal.1530 本日は
Cal.1530を御紹介・・・
Cal.1530=19
58年頃から
63.4年頃迄製造された比較的短命なムーブメントです。
ノンクロノメーター仕様ですが中には特別調整?されたクロノメーターモデルも存在致しました。
バタフライ・ローターは全ての
Cal.1530に搭載されている訳ではなく
最初期から
61.2年頃迄に製造された前半のモデルに搭載されていました。
後期型になりますと画像右側の様な普通なローターへと変わりまして面白みに欠けると思います。(画像はCal.1570)
前期の物でも自動巻きユニットやローター関係のダメージにより後期型のパーツに交換されてしまって
いる場合も多々あるのですが、その逆は非常に少ないパターンなので・・・
63年以降の時計(Cal.1530搭載機)に
バタフライ・ローターの
Cal.1530が搭載されているという事は
何らかの理由でムーブメントがスワップされた恐れがある
訳あり個体と考えて良いでしょう。
大好きであり、『E~』、バタフライ・ローターですが・・・
正しい年代の時計に入っているから意味があるのでして年代違いでは興醒めですなぁ~ 死憎~ 即死です。