時計莫迦一代

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2009年 12月 12日

SPEEDMASTERカスタム

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 先日、登場致しましたSPEEDMASTER











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 注文しておいたべゼルが届きました。

   コレを御覧になれば何をしようかというのがバレバレですなっ・・・・

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 OMEGA純正 1stレプリカ (Ref.3594-50)用のべゼルですが・・・・
  
   そのままでは使いません。。。

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 旋盤    微妙にべゼル径が広いので少しだけ削ります。

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 ほんの・・・僅かだけ削って 墨も薄くして 表面も違った梨地に変えました。
   微妙な差ですが、、、、拘りデス!!
  もっと面というかエッジを削って丸めて古びた感じを出してもいいのですが
   削っちゃうと元には戻せないし何時でも削れるので初手はこの位にしておきました。

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 ミドルケース装着してみました。

  スピードマスターのべゼル 供用部品でありそうで、そうでない・・・・
   年式や個体差があり 簡単にスッポリ嵌るモノではございません。
    今回の1stレプリカ用べぜる若干大きめでスカスカして嵌りませんでした。


  スピードマスターファンの方が多く覗かれているサイトではべゼル側に瞬間接着材を
   垂らして硬化させべゼル側内径を狭める手法がポピュラーな手として掲載されて
    おりますが、強度に欠けると思い私は別の手法で径を合わせました。


 私はミドルケース側のべゼル装着溝部分にグルリとロックタイトを盛りまして紫外線を照射して
  非常に硬い状態の襟巻を巻きました。 やや大きめというか広め べゼルが嵌らない位に
   盛るのがコツです。 その後、ミドルケースを旋盤に当てロックタイトを削り落して
    べゼルがパチっ・・と気持ち良く嵌るサイズまで微妙な削りを繰り返します。


 ロックタイトでミドルケース側を弄ってますので後日、元に戻す際もアセトン洗浄&超音波洗浄にて
  まったく何もなかった様に元の状態に戻せる所がミソです!!


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 続いては・・・・・

   コレOMEGA純正 1stレプリカ用の6本を流用致しました。

 まず・・・・某オークションや通販サイトでOMEGA Cal.861 1861 321の針は共用として
  売られていたりしますが、、、これ 微妙にサイズが違いまして 袴の部分を広めたり狭めたりする
   加工が必要でした。 簡単にスッポリ嵌るモノではございませんでした。

 1stレプリカ用ですと分針とクロノグラフセンター針がストレートなので当時のモノの様に
   針先端部分に僅かなカーブを付ける加工を致しました。 またインダイヤル部分の小針も
    そのままですとシルバー色なので艶消し白にて塗装致しました。

  インダイヤルの小針3本は楔型の当時らしい針となり今後、この時計本来の2ndモデル用の
   独特な形状の楔型の針を取り付ける際にも流用出来る便利な純正針です。


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 大ぶりな時分針 アローハンドもべゼル同様 わざと傷を付けたりウエザリングして汚して
  雰囲気を出す事も可能なのですが、これも後戻り出来なくなる加工ですし後日、何時でも
   出来る事なので最初はそのままの状態で装着致しました。


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 手持ちのキャタピラブレスを装着してより一層古い感じを出してみました。

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 このまま暫く楽しんで、、、オリジナルの2ndスタイルの針を探すのも良しと思います。
  べゼル、針をボロボロ化してより一層1stモデルっぽくするのも楽しいかなぁ~と思います。


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 1stレプリカですとラグが違いますし、ケースも大きく、この絶妙な雰囲気が出てません。
   でも1stレプリカもそれなりに好きなんですよねぇ~~~


 今回、裏蓋と針が後年の物に交換されイマイチなストレートラグちゃんを入手した事で
  違った楽しみ方が出来ております。アフターマーケットパーツではなく全てΩ純製パーツで
   組んでいると言う所も拘りでございます。ホンマもののヴィンテージが一番なのですが
    こんな困ったちゃんで遊ぶのもまた楽しいです。 ホンマもの1stなんてホント少なく
     希少であるし、あってもべゼルとうが後年の物に変更された状態でもお値段は
      トンデモ無い所へ逝っちゃってるので中々手が出ません。気軽に嵌めれる
       
    なんちゃって1st
を作っちゃいました!!

by tokeitokeih | 2009-12-12 12:32 | Ω Speedmaster


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